京都は、祇園祭の鉾立ての頃になると、暑さもハンパじゃありません。うだるような猛暑の毎日。

レティシア書房のギャラリーは、もちろんその暑さを見越して(?)の作品展が始まりました。染色作家土本照代さんの「あいぞめのゆめ 3」展です。

涼しげな藍染めののれんが揺らぎ、この夏重宝しそうなおしゃれなストールがたくさん、さらに日傘も並びました。彼女の染色作品は、「おりがみ絞り」と呼ばれているもので、生地を折り紙を折るようにたたんで縛り、藍液に浸けて染めます。一緒に展示してある「藍染おりがみ絞り」(染織と生活社)を横においてのにわか仕込みの説明なのですが、染め上がった布を広げると、折り方縛り方により様々なパターンの模様が立ち現れるのです。

計算して染めたとはいえ、畳んでいた布を大きく広げる瞬間のドキドキは、作家さんだけが味わうことのできる感動でしょうね。その大胆な幾何学模様は、シャープな線というより、布と藍が歌っているように、やわらかくて優しいのです。

藍染めというとまっ先に木綿のものを思い浮かべますが、テーブルセンターやインテリアにも使える手ぬぐい(2200円〜3000円)などはキリッとして清潔感があります。そのほか麻・レーヨン混のカジュアルなストールもあれば、軽くて透け感のステキな絹のストール(15000円〜20000円)などがあり、こちらはドレッシーな服にも合いそうです。

 

本屋での個展だということで、今回は和紙に染めたブックカバー(1200円)や、小さめのノートも作って頂きました。布とは違い、和紙の方は柄がはっきり出ます。読みかけの文庫にこんなカバーをかけてみたら、ちょっと衣替えしたみたい。プレゼントにも喜ばれそうです。他に、ポチ袋(450円)や可愛いくるみボタン(300円)、ヘアピン(700円)などあります。

昨年の夏、初めて個展を見せて頂いて、白と藍のモダンな、そしてどこか懐かしい作品を見て頂きたいという願いが叶いました。祇園祭の最中に、御池通を少し北へとお立ちよりいただければ幸いです。(女房)

土本照代染色展「あいぞめのゆめ」は本日より7月26日(日)まで。(20日は休み。最終日は18時)

 

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