ガラス絵の魅力は、つるんとした透明感です。パンジーの瑞々しい花弁をサッと捉えた一枚などは、ガラスにネイルカラーの鮮やかな群青色が美しく、小さな宝石のよう。

白崎和雄さんの「ミニガラス絵」展は今回で4回目を数えます。ガラスの上に速乾性のあるネイルカラーで、一瞬のきらめきを定着させる技が見事です。2016年に初めて作品を見た時から、きっとご自身がすごく楽しんで作っておられるのだろうと思っていましたが、毎年20枚以上の新作を作り続けることに驚きます。描くのは、身の回りにあるお気に入りの小物や、花や、果物などです。興味を持って一つ一つを作品にしていく豊かな時間。その余裕が、観る者に幸せを感じさせてくれるのかもしれません。

ガラス絵は、透明なガラスに裏から色をつけていきます。そのため、出来上がった時に一番上に乗る色から置いていくのですが「たんぽぽ」(写真左下)の作品では、背景の黒色を先に塗って少し花がぎこちなくなったと、反省されていました。でも、そのたんぽぽの花が、プリントの花柄のようでとっても可愛いのです。計画通りには描けないことも含めて、そのやりとりが、絵を描く楽しみのうちなのでしょう。

白崎さんは学生時代は油絵を専攻されて、会社勤めを辞めたのち、再び筆を取るようになりました。毎年、学生時代の仲間と、ガラス絵の個展と同じ時期に近くのギャラリー「ヒルゲート」(寺町三条上る・9/22まで)で作品展をされています。暑さも少しずつ和らいできました。京都の町の散策には良い季節到来。ギャラリー散歩にお出かけいただければ嬉しいです。(女房)

 

 

 

★ネイルカラーで描いた「ミニガラス絵展」は9月17日(火)〜29日(日)12:00〜20:00(最終日は18:00まで)

 

23日(月)は定休日です。