京都ISETANのえき美術館で開催されている「今森光彦 自然と暮らす切り絵の世界」展に行ってきました。想像以上に楽しい作品展でした。

滋賀県在住の写真家、今森さんが切り絵に夢中になったのは、小学校の時。琵琶湖の自然をみつめてきた写真家が、そこで出会ったチョウチョ、昆虫、鳥や小動物に心奪われて、それらをモチーフにしてハサミ一つで作品を作りあげました。会場には200点を越える作品が展示されています。

あっと、驚かされたのは「ラケットハチドリ」です。カラフルな羽根を動かして、今にも画面から飛び出しそう。一方、「コノハズクとニシキギ」という作品では、木の枝に止まったコノハズクがこちらを見つめているのですが、森の中で対峙している気分です。とにかく、色彩が豊かで、豊かで、それだけで満ち足りた気分です。

今森さんは「ファーブル昆虫記」のフランスオリジナル版を全巻お持ちで、その写真もチラっと写っています。手に取って見てみたいものです。展示会は21日(火)まで。図録を買いましたので、しばらく店に置いておきます。

今森さんは、アマゾンへも撮影に出向かれてます。そのアマゾンに棲むインディオたちをレポートした南研子著「アマゾン、インディオからの伝言」(ほんの木900円)が入荷しました。インディオ保護区で生活する人達。貨幣経済を持たない彼等の所に飛び込んで、12年間支援活動を続けた著者は、何度も死の危険にさらされながらも、彼等との交流を深めていきました。

こんな話があります

村の呪術師に、呪術師の修行が難しいかと問うたところ、答えは、

「簡単なことさ。一人でジャングルに入り、心静かに座る。そうすると植物の方から語りかけてくるのさ。植物は人間の役に立ちたいと言っているよ。例えば頭痛を直す薬がほしいなあと思うと、ある草が『私を煎じて飲みなさい』というように、たくさんのことを教えてくれるのさ。わしは、ただ言われた通りにするだけさ」。

著者は深い話だと感銘を受けて、何度かジャングルに入るも、今だに植物は語りかけてくれないそうです。

アマゾンに飛び込んだ一人の女性の世界観が素直に語られた本だと思います。

 

 

Tagged with:
 

熊田千佳慕さんってご存知ですか?

明治44年生まれの細密画家です。小さい時に庭で虫や花に親しみ、父親から聞いたファーブルの話にのめり込み、画家への道を歩み出します。東京芸大在籍中、「資生堂」の広告で有名なフラフィックデザイナー山名文夫に見込まれて、日本工房にデザイナーとして入社。その時の同僚、土門拳と一緒に様々なポスター製作に従事します。そして、戦後、絵本の世界へ転身。70歳で「ファーブル昆虫記」の作品がボローニャ国際絵本原画展に入選しました。

その熊田さんの作品と彼自身の言葉を収録したのが「私は虫である」(求龍堂900円)です。

「ゆとりのない芸はおもしろ味も楽しさもない。全ての芸に言えることである。小さな自然を愛し、小さなゆとりを持って小さな幸せを持つ、これ生活のゆとりである。千佳慕の小さな世界はゆとり(愛)の満ちたところ」

と語っています。

庭に腹這いになって、虫と同じ視点で観察に夢中の写真がありますが、なんとも幸せそうなお顔です。お金でもたらされた幸福ではありません。

「虫と同じ目の高さにならないと、彼等の本当の姿は見えない。だから僕は腹這いになる。そうやって気づいたんです。虫は僕であり、僕は虫であると。」

そんな彼が描く虫や動物たちは、当然どれも光り輝いています。今にも飛び出しそうな、動き出しそうな虫、爽やかな風にそよぐ花々に草。名もない彼等の小さな世界が愛しくなってきますね。

2009年、彼は98歳で、この世を去りました。きっと、天国で、やぁやぁ、よく来たねと大ファーブル先生の歓待を受けたことでしょうね。

この本を読めば、原っぱに腹這いしたくなります。

 

Tagged with:
 

児童書専門の出版社、福音館から各国の昔話を集めたシリーズが90年代に出版されていました。その中の一冊でブルガリアの昔話を集めた「吸血鬼の花よめ」(絶版900円)が入荷しました。これ、面白いです。

タイトルになっている「吸血鬼の花よめ」は、美しい娘が若い青年に惚れるのですが、実は彼が吸血鬼だったという悲恋ものです。表紙は、この話のワンカット(絵・高森登志夫)ですが、悲しい恋を象徴しているみたいに暗いトーンに満ちています。

しかし、編者の八百坂洋子は、後書きでこう書いています。

「ブルガリアの昔話には、主人公が幸せな結末を迎える話が多くあります。五百年のあいだ、トルコに支配され、自分の国の言葉を遣えなかったブルガリア人は、昔話に、自分たちの願いを語り継いだのかもしれません」

その通り、悲恋では終わりません。読んでのお楽しみです。

もう一つ、おや?思ったのは「つばさをもらった月」という一篇。日本の「鶴の恩返し」に似たお話ですが、こっちの方がカラッとしたユーモアがあって、最後も良かった良かった、で終わるので読後感も悪くないですね。

今回、この本以外にも福音館の児童文学が何点か入荷しました。一番のお薦めは、以前にブログで紹介した「雷鳥の森」の作者マーリオ・リゴーニ・ステルソンの「動物記ー北イタリアの森から」(絶版1100円)でしょう。どの短篇も豊潤な森と、動物の姿が描かれていますが、「雪の犬たち」のラストは、映画にしたらいいだろうなぁ〜、きっと泣くだろうなぁ〜、と思いました。(決して、犬が死ぬなどというお涙頂戴ではありません)

ドロシー・エドワーズの「きかんぼのちいちゃいいもうと その1.ぐらぐらの歯」(750円)は、酒井駒子の絵が素敵な一冊ですし、庫本正「コウモリー地下実験室からの報告」(絶版/初版800円)は、薮本正幸の、緻密に描き込んだこうもりの顔が見所です。

児童文学の美本で、そこそこの価格の本は、手に入りにくいのですが、ポツリ、ポツリと入荷していますので、お時間ある時にでも覗いて下さい。

 

Tagged with:
 

「ドミトリーともきんす」とは、高野文子の新作コミックスのタイトルです。不思議な学生寮を舞台に展開します。この寮に住まいするのは、朝永振一郎、中谷宇吉郎、牧野富太郎、湯川秀樹という蒼々たる顔ぶれと、寮母のとも子さんと、その子どものきん子ちゃんです。学生達と交わす会話は、彼等が後年、学者として名を上げてから書いた書物を世界観を元に描かれています

つまり、科学者の彼等の描く世界をコミックの世界に解き放つという、極めて実験的作品です。帯に「科学の本ってヒンヤリして気持ちがいい」とあります。

そう言えば、総じて、科学者のエッセイは、文学者のそれよりクールな美意識に彩られているような気がします。私が最初に読んだのは、「日常生活の世界と詩歌の世界の境界は、ただ一枚のガラス板で仕切られている」という文章で始まる寺田寅彦の「柿の種」(岩波文庫450円)でした。科学の世界を絶対化せずに、その奥にある美しいものに触れようとする文章です。

今回、このコミックスを読んで、四人の科学者達の、様々な美しい世界も読んでみたいと思い集めました。

「雪は天から送られた手紙である」という素敵な言葉を残した、物理学者中谷宇吉郎の「雪は天からの手紙」(岩波少年文庫650円)。これ、主に中学生以上をターゲットに書かれたエッセイ集ですが、大人が読んでも楽しい一冊です。雪の研究にのめり込んで行く著者の、少年のような好奇心に溢れています。

旧京都一中(現洛北高校)出身の物理学者、朝永振一郎の「庭にくる鳥」(みすず書房1800円)。「鏡のなかの物理学」の初っぱなに「題目が題目でございますから、座ってしゃべらせていただきます」とまるで、落語みたいに始まります。基本的に物理学の話ですから、理路整然としていますが、こんな世界があるのかと、どんどん読んでいけます。

植物学者の牧野富太郎なら、「植物一日一題」(ちくま書房850円)もいいですけれど、高知県立牧野植物園が出している「牧野富太郎植物画集」(1500円)がお薦め。「コウシンソウ」の可憐なイラストに魅了されます。

「ドミトリーともきんす」には住んでいませんが、寺田寅彦の文庫も一緒に並べました。これを機会に、科学者の書いたエッセイはいかがでしょうか。

「ヒンヤリして気持ちがいい」がいいとは、高野文子の名言だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年も北海道から、北国の自然の事、アラスカのオーロラの事などを魅力的に話してくださるネイチャーガイドで、釧路鶴居村のロッジ「ヒッコリーウィンド」オーナー、安藤誠さんの講演が決まりました。

10月25日(土)夜7時30分からです。(有料、要予約)

昨年は、日本の野生の熊の危機的状況や、アラスカの大自然の美しさを熱心にお話いただきました。さて、今年は何について語られるのか、今から楽しみです。

レティシア書房開店の年から、毎年講演をお願いしていて、今年で3回目。いつも店内の本棚を楽しげに見ておられますが、とりわけネイチャー関連の棚は熱心です。今年も彼好み?の本を揃えています。もちろん、お客様にも気に入ってもらいたくて、こちらも気合いが入ります。

北海道と言えばアイヌ民族のことは外せません。で、「先住民族の本」という棚を拡張しました。従来の在庫に加えて、人類学者の山田孝子がアイヌの言葉が形成する宇宙と自然を解説した「アイヌの世界観」(講談社900円)、萱野茂がアイヌ民族に伝わる数多くの昔話を紹介する「ひとつぶのサッチポロ」(平凡社1300円)などが新しく加わりました。

アイヌ民族だけではありません。イヌイット、ネイティブアメリカンへと、先住民族というカテゴリーに捕われることなく、アジア、アフリカ等で暮らす人々を見つめた本もターゲットにしています。

例えば、ギニア出身の作家カマラ・ライエが自分の少年時代を振返った自伝的小説「アフリカの子」(偕成社600円)、トルコ遊牧民と共に暮らした記録をまとめた新藤悦子「羊飼いの口笛が聴こえる」(朝日新聞社500円)、写真家稲垣功一がぐるりアジアを巡った経験を文章と素晴らしい写真で構成した「アジア視線」(毎日新聞社600円)等々入荷しました。

本だけではありません、ロシア、モンゴルに囲まれた小国ブリヤード共和国の遊牧民の女性ナムガルの、或は西サハラの難民キャンプ生まれの女性アジサ・ブラヒムのエモーショナルに響く歌声の詰まったCDが入荷しています。この音楽に関しては、また別の機会に詳しく紹介いたします。

Tagged with:
 

「coyote」という雑誌があります。毎回様々なテーマで知的スリリングを味あわせてくれます。そのバックナンバーNo33号(700円)をやっと見つけました。これ、探していたんです。

特集は「冒険へのレッスン」です。「考える葦は考える足だ。きみは止まらない。ぼくたちは止まらない。すべてはきみからはじまる世界へ。すべてはきみからはじまる」というイントロに誘われてレッスンが始まります。

先ずは植村直己が1981年11月福井県の高校で行った「十代のきみへ」とい講演会が収録されています。「がむしゃら」という言葉は、こういう生き方に使うのだ、という講演です。大体、南極探検のため稚内から鹿児島まで3000キロを歩きますか?

ほかにも多くの冒険家の生き方が登場します。しかし、私がこの号を探していたのは、実はとじこみ付録「冒険文学全集全30冊」にありました。これ、セレクトされいる本が、豪速球あり、超変化球ありです。

例えば、大竹伸朗「UK77」、葛飾北斎「富嶽百景」、カズオイシグロ「わたしを離さないで」、岡本太郎「沖縄文化論」、レオ=レオーニ「ペツェッティーノ」、川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」、ブローディガン「アメリカの鱒釣」など古今東西の文学、思想、自然科学のジャンルから選ばれています。

この企画編集を担当しているのは、古川日出男、山口智子、そして福岡伸一という個性派の三人。だからこそ、こんな冒険文学アンソロジーができたのでしょう。

この中で、谷本一之「アイヌ絵を聴く」が取り上げられていますが、その最後の文章が素敵です。

「日本民謡とされている追分も、遥かな旅をして育まれた歌であるという。まるでシルクロードのような『追分の道』が、ユーラシア大陸の北からヨーロッパへと存在するのだ。旋律や歌の節回しなどが、江差追分に瓜二つの兄弟みたいな歌が、モンゴル、カザフスタン、ハンガリーなどで受け継がれている。音は、国境を越えて世界を駆け回り、私たちを紡ぐ言葉だ」

Tagged with:
 

辺境を描かせるとピカイチという監督がいます。デビット・リーンは、「インドへの道」でインドを、ベルナルド・ベルトルッチは「シェリタリングスカイ」で、北アフリカの沙漠を、そして宮崎駿は「もののけ姫」で東北の山奥を魅力的に描き出しました。

黒澤明にも、私的には黒澤映画ベスト3に入る映画があります。それは、ロシア映画界の全面バックアップで撮影した「デルス・ウザーラ」です。

1923年にロシア人探検家ウラディミール・アルセーニエフによるシベリア探検記録[「デルス・ウザーラ」が出版されました。映画公開時に、長谷川四郎訳で 平凡社東洋文庫から刊行されました。東洋文庫を常備している書店が少なかったので、読んではいませんが、映画の方は恐らく黒澤の自然観がベースになっていると思います。

ロシア軍の探検隊の道先案内人となった少数民族出身で、シベリアの荒野を歩き抜いたデルスは、隊長に、

 太陽を指差して「あれ、一番大事な方」、月を指差して「あれ、二番目に大事な方」と言います。

そして、「水風火、とても怖い」(この部分、正確だったかどうか??)と。

 

 太陽と月を指差すシーンでは画面左に昇ってきた月、画面右には沈む太陽を捉えており、私たちが宇宙と共に生きているという今日的テーマをすでに70年代に描いています。

自然と対話しながら奥地へと進み、一行の前に現れた虎に対して、デルスが「森へ帰れ」と話すというシーンは象徴的です。命の輝きを見せてくれたかと思うと、命を奪うという大自然の様々な姿に、釘付けになりました。ダイナミックな黒澤らしい演出ですが、どちらかと言えば、ドラマを観ているというよりは、デルスと共に密林を歩んでいるドキュメンタリーみたいな作品です。

先日TVで「もののけ姫」を再度観ました。描く世界は全く違いますが、デルスもサンも人間社会に背を向けて森へ戻ります。また。デルスの雰囲気は、宮沢賢治の「なめとこ山の熊」に登場する猟師を彷彿とさせます。今回そのDVD版の「デルス・ウザーラ」(本編+製作ドキュメント付き+ブックレット)を入荷しました。風の音、鳥のさえずり、川の流れる音、焚火のはぜる音にまで神経をとがらせた黒澤の映画作りを楽しめます。(定価6000円/販売価格2500円)

 

Tagged with:
 

本日より、釧路湿原の端っこにポツンと建っている宿「なかまの家」の暮らし展が始まりました。

「なかまの家」と言いますが、「仲間」の家ではなく(あ、もちろんそれもきっとかけてありますが)名嘉真さんというご一家が経営されている旅人宿。25年前、牛舎を自分の手でコツコツと直し、周りの環境を一つ一つ整えながら始められました。そういうご家族の手づくりグッズと、写真を並べて、自然とともに暮らしている様子を見て頂く展示となりました。

十数年前、初めてこの宿にお邪魔してから、その居心地の良さと、暖かいお人柄に魅了されてしまい、北海道を訪れる度にお世話になりました。一昨年、当書房開店の折、ミセス名嘉真がちょうど京都に滞在中で、なんと引越しの手伝いをしっかり頼んでしまった、というエピソードあり。というわけで今回こうして並べてもらえるのが、心底嬉しいです。

長らくご夫婦で切り盛りしてきたこの宿に、(なかまの家通信によると)2012年から娘さんが返り咲きしました。それからというものホームページの開設、充実したブログ、と飛躍的な進歩をし続けている注目宿!?です。ブログが面白いので、これを京都の街のど真ん中に展示したい、と思ったのが今回の企画です。よくぞ乗ってくれました。なかまの家スタッフご一同様お疲れさまでした。

それぞれが個性的で特技をお持ちなので、手づくり市のように、たくさんのグッズを送ってきてもらいました。ミスター名嘉真は、罠猟で仕留めた鹿の角から、イヤリング・ピアス・ボタン・キーホルダーなど。ミセス名嘉真はフェルト作家で、ルームシューズ・帽子・キーホルダー・髪ゴム・ポーチ等々、力作揃い。名嘉真娘は、元編集者。さすがに写真も文章もお上手で今回の壁面展示すべては、彼女の作品です。(女房)

 

 

Tagged with:
 

滋賀県知事の嘉田由紀子さんが、次の知事選に立候補せずに引退されるという報道を目にしました。南草津の書店で勤務していた頃に、ご来店され「滋賀県の本売ってください」と和やかにお話をされていた頃を思いだします。

その嘉田さんが書かれた本が店に一冊あります。「水辺ぐらしの環境学」(昭和堂01年発行・初版900円)です。本の初めにこう書かれています。

「文化論、生活論に基づく環境と人間のかかわりを、『水辺』という場に焦点をあてて、読み解いたものである。」

琵琶湖の汚染を憂慮されていた嘉田さんが、世界の湖とその地で暮らす人々を見つめた本で、アフリカのマラウィ湖、中国の太湖等、現地でフィールドワークをして理解したことと、お膝元の琵琶湖を比較しながら、人と湖の複雑な関係を読み解いていきます。

生物進化が独自に起きるぐらい寿命の長い湖を「古代湖」と呼びますが、琵琶湖もその一つです。そして、この地に人が住みついたのが新石器時代。彼らの食料源は、湖の魚介類。しかし、淡水魚は腐敗しやすく、保存食が発達しました。

「飴だきや、フナズシに代表されるナレズシがその典型だが、飴だきは江戸時代以降であるのにくらべ、ナレズシは延喜式にも記載されており、少なくとも平安時代には存在していたのである。」

成る程、あの独特の味のフナズシは歴史ある食材だったんですね。丸ごと一冊「琵琶湖学」の勉強に相応しい書物です。

琵琶湖に関しては、滋賀在住写真家、今森光彦の「おじいちゃんは水のにおいがした」(偕成社06年・初版950円)という児童向けの写真集があります。この写真集に収録されている、琵琶湖で60年も漁をしている老人の日々を切り取った作品は、老人が湖と一緒に生きてきた長い時間と、誇りを見事に表現しています。

「水辺ぐらしの環境学」は、嘉田さんが知人に差し上げられたのでしょうか、サインが入っていました。脱ダム、卒原発でご苦労された思いますが、知事、お疲れ様でした。

Tagged with:
 

開店当初、知床のミニプレス「シリエトクノート」を販売していました。もう、ローカル極まりない内容でしたが、何故か瞬く間に売り切れました。バックナンバーを注文しようと思ったのですが、連絡が取れずそのままになってしまい、ご縁がなかったなぁ〜と諦めていました。ところが・・・

一昨日、閉店間際に一人の女性が入店されました。なんと、「シリエトクノート」のNさんでした!

「えっ、知床から来られたんですか?」「はい。修学旅行以来の京都です」

そして、「シリエトクノート」の最新号とバックナンバーを見せていただきました。「美しい!」最初に入荷していた号に比べて、判型もブックデザインも格段に優れた出来です!!

6号は「わたしたちの『窯』ライフ」。知床で、窯のある生活を営んでいる人の特集です。パン屋さん、ピザ屋さん。陶芸家さんなどが紹介されています。窯相手の生活の喜びが写真と文章から伝わってきます。

7号は「絵になるシリエトク」。表紙のあかしのぶこさんの熊の絵だけで、熊ファン、星野道夫ファンは買いです。一言で言えない複雑な魅力に満ちた顔。次に登場する、富田美穂さんの牛の絵は「威風堂々」という言葉が相応しい作品です。実物をぜひ見てみたいものです。

他にも魅力的な作品を描く作家さんが登場して、知床の自然の様々な姿を楽しませてもらえます。

そして、最新号8号の特集は「斜里トリもの帖」。バードウォッチャー、写真マニアにはこたえられないと思います。表紙の、ふっと飛び出しそうな感じでロープに止まる鳥の写真は、ちょっと部屋に飾っておきたいかも。交尾直前のオジロワシのつがいの一瞬を捉えた山鹿裕司さんの写真は、生の強烈な一瞬を見事に収めた圧倒的な作品です。

どの号も、知床の魅力をアプローチを変えて伝えています。地元で生活している人達でなければ出せない知床への愛情があふれています。価格は税込み400円!次の休暇には、きっと行きたくなりますよ。因みに「シリエトク」はアイヌ語で「地の涯」という意味です

さらに、北海道に行きたくなる企画として6月3日から15日まで、「北海道しべちゃ町からなかまの家の暮らし展」をいたします。

北海道で、いつもお世話になっている釧路湿原のお宿「なかまの家」の日々と暮らしの紹介と、オリジナルグッズ展です。お楽しみに。

Tagged with: