京都府亀岡市に窯を持つ高山正道さんと、日吉町胡麻で制作を続ける長元宏さんの「やります、二人展。」が始まりました。

2012年レティシア書房が開店した年の秋、狭い本屋のギャラリーで陶器展というのはどうだろう…….と、高山さんに相談したところ快く引き受けて頂いたおかげで、その後、ギャラリーの間口が広げることができました。それから1年おきに、他の人とのコラボも含めて開催していただいていますが、今回は、30年来の付き合いのある仲間の長元さんとの二人展。

長元さんは、2017年夏に個展をして頂き、実は昨年二度目の新作展をお願いしていましたが、コロナ禍で中止を余儀なくされました。その時にはまさか、今夏までコロナ感染拡大が続くとは思いもよらなかったのですが、気合いの入ったタイトルを引っさげて、ベテラン二人の作品が並びました。

長元さんの、焼き締めた硬質の皿やボウルは微妙な色合いがモダンで魅力的。貫入が美しい淡いクリーム色の、茶碗や器は、何を盛っても合いそうです。一方の高山さんの青磁は相変わらずスッキリしていますし、瓢の箸置きにも注目です。ぐい呑も色々揃いました。二人それぞれ違った雰囲気のマグカップもズラリ。壁に掛かった花器には、鮮やかな紫陽花が美しく、店に涼しさをもたらしてくれます。(花器/写真右が長元さん左が高山さん)

前代未聞の外出自粛が続く中、楽しみだった外食を控えているという方も多いと思いますが、おうち時間の楽しみに、新しい器で食事はいかがでしょう。(女房)

✳️「やります、二人展。」は5月26日(水)〜6月6日(日)13:00〜19:00 月火定休日

 

 

 

暑い毎日が続いています。京都五条通りで毎年行われる「陶器まつり」も、暑いのと突然の大雨などの影響でしょうか、今年は「さっぱりでしたわ」と、関係者の方から聞きました。

本日から始まった「器(うつわ)展」の長元宏さんも、五条陶器まつりにいつも出店しておられます。1959年京都生まれ。現在は、日吉町胡麻で作陶されています。

陶器まつりや、以前グループ展などで購入した長元さんの器は、使いやすくて我が家のごはんにはよく登場します。グレーがかった青の表情が素敵な器は(写真左上)、ガラスのようなつるっとした手触りで汚れも付きにくい(うちでも一回り小さな器を使っています)。貫入の美しいお皿(写真右)は、また違った趣で、むっくりした温かさがあり、夏野菜の素揚げでもフルーツなど、なにを盛っても美味しそうですね。今回の新作でスッキリした意匠のお皿(写真左下)も、ちょっと心魅かれています。大きな声で自己主張しないけど、はっきりした輪郭をもった器たちには、作家の人柄が出ているような気がします。

量販店などでそこそこの食器が手に入ると言われていますが、一つ一つ微妙な表情をみせる器を手に取ってみれば、ちょっと豊かな気持ちになります。終活に向けて食器の整理は課題のひとつなのですが、綺麗な片口をお酒の好きな友人のプレゼントにしようかな、と思ったりしています。

壁にかかった花器は、今回の個展で初めて見ることが出来ました。金属を思わせる質感とシャープなフォルムは、和洋を選ばず、また、花を活ける口が、正面と上方にありどちらでも使えます。小さな花でもOK。挿すだけで様になるのが私などには助かります。

さりげなくモダンな長元宏さんの器をぜひ一度ご覧いただければ、と思います。(女房)

長元宏 器(うつわ)展は8月29日(火)〜9月10日(日)まで

  月曜定休日

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