個性派書店として様々なメデイアに取り上げられている誠光社。私は、本を見に行く、買いに行くというよりも、毎回、新着のCDを聴いては、店主の堀部さんと音楽のお話するのを楽しみにしています。先日、お邪魔した時、一枚のCDを推薦してくれました。それがJOHN to PAULの”Croquis”(1620円)でした。

不思議にリラックスできる音楽が流れてきました。で、このJOHN to PAULですが、誠光社のHP解説にはこう出ていました。

広島の宅録ミュージシャン「ジョンとポール」(お一人です)のニューアルバム”CROQUIS”のディストリビューションをさせていただくことになりました。

現代音楽的アプローチを出発点に、コンセプチャルなアルバムを幾つか発表したのち、次第にポップミュージックに接近していった理論派。昨年リリースされた本作への序章とも言えるアルバム”MY NAME IS…”は、玄人好みのソングライティングに、ごく自然な譜割りの日本語詞を乗せた傑作でしたが、そのエッセンスをさらに突き詰めたのが28曲入りの本作です。

 

スマートフォンのボイスメモ等を利用した、クイックで肩の力の抜けた楽曲群を「スケッチ」に例えたアルバムタイトル通り、クロッキー帳のようなアートワークに。ブックレットには歌詞とスケッチ、本人による簡単な楽曲解説が添えられています。

ポップスの酸いも甘いも知り尽くしたマエストロによる、ユーモアと知性あふれる傑作アルバムを是非お聴き逃しなく!」

あっ、春だ……..。とこの音楽を聴きながらつぶやいてしまいました。冬の風が去り、春の風が、久しぶりって感じ頬を撫でた瞬間のムフフという音楽です。ほぼ彼の楽曲が占めるのですが、おなつかしや「ブンガワンガソロ」のカバーが入っています。泣けてくるほど美しい。全28曲、詰め込んでありますが、途中で止めようととは思わない、心地よい手づくりサウンドです。26曲目「イズミさんに会いにゆく」では、外を走る救急車のサイレンもBGMとして入っています。

堀部さんから、このCDなら卸しできるよとのお声があり、早速店で販売開始。店で、かけてたら、たまたま店におられた大阪の有名古書店主が、いいなぁ〜とお買い上げ。あの店でも今頃鳴っているのかな?

試聴もできますので、一度春の訪れを「聴いて」ください。クロッキー帳を模した特殊ジャケット、36Pブックレット仕様で、最後のページに登場するうたた寝中の猫のイラストが、この音楽のすべてを物語っています。店を締めて、昼寝したい誘惑と闘いながら、鳴らしています。

 

 

アイドルだと思っていた原田知世は、今や立派な女優さんになりました。彼女が、オールドファッションな曲を、オリジナル言語でカバーしたアルバム「カコ」(廃盤2200円)が入荷しました。

ジャケットに、まるで彼女の幼少の時かと思わせる写真が使われていますが、これ植田正治のお嬢さんの和子さんを撮った作品なのです。和子さんの愛称”カコ”をアルバムタイトルにしています。アルバムが発表されたのは1994年。自分の写真を使用しないで植田の作品を使った彼女のセンスに、アイドルから脱皮していく気持ちを感じました。

さらに、CDのインナースリーブの写真は植田正治が撮影しているのです。まさか、こんなところで植田の作品で出会うとは驚きです。彼は出身地の鳥取県境港市を拠点にして、いわゆる「植田調」の写真を撮り続けました。とりわけ、鳥取砂丘に人物を並べたポートレイトは、独特の、不思議な世界が立ち現れていました。彼の全貌を知りたくて鳥取にある「植田正治写真美術館」まで行き、素敵な時間を過ごしたことを思いだします。

さて、原田知世は、プロデュースに「ムーンライダーズ」の鈴木慶一を迎えて、62年、スキータ・ディビスのヒット曲「この世の果てまで」(あぁ〜あの曲と思いだす、あの曲です)、64年、イタリアの歌手ミーナが歌った「砂に消えた涙」、ご存ジョニ・ミッチェルの名曲「青春の光と影」等7曲を歌っています。裏ジャケのスタッフの名前のところに、”Language Master”というクレジットで三人の名前が入っています。英語、イタリア語、フランス語の歌詞をきっちり歌うために、発音をしっかり学び、発声したという気合いの表れです。これも、アイドル脱皮第一歩だったのかもしれません。

植田の撮った彼女のポートレイトは、きっと被写体と相性がいいのか不思議な浮遊感を醸し出しています。

 

ところで、京都は朝から雪。犬の散歩コース御所も雪景色でした。犬たちはもう大喜び。写真は「楽しいなぁ〜」会話する我が家のマロン(15歳)と後輩犬のラッキー(7歳)です。

 

★2月8日(水)〜19日(日)レティシア書房恒例「女子の古本市」を開催いたします。

東京、岐阜、神戸、大阪、滋賀、京都から20数店の女性店主がセレクトしたステキな本が、所狭しと並びます。ご来店お待ちしています。

 

 

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深さ16cm,縦横20数cmの立派な箱を開けると、400ページ程の豪華ブックレット。その製本と写真の上質な出来上がりにため息をつきながら、ブックレットを除けると、なんと紙ジャケ仕様のCDが78枚。ほぉ〜と見ているだけで、気分が良くなってきます。抱きしめたくなるような気分です。丁度、上質の製本を施された文学全集を持った感じに似ているかもしれません。

で、そのCDボックスですが、クラシックピアニスト、グレン・グールドが生涯にCDS Columbiaに吹きこんだアルバム全部を収めたものでタイトルは

“GLENN GOULD’S  Remasutered  The Complete Columbia Collection”です。

1955年、バッハ「ゴールドベルク変奏曲」を録音。発売されるや爆発的人気となり、57年から、ワールドワイドなツアーを敢行。「バッハの再来」と絶賛されました。しかし、演奏会の有り様に疑問を持ち、65年のシカゴでの公演を最後に、コンサートから退き、レコード録音とラジオ、TVの放送媒体のみを活動の場としました。

私はクラシック音楽への造詣がありませんので、専門的解説は出来ません。しかし、この人のピアノの音に一度取り憑かれると、抜け出すこができません。リリカルな音があれば、冷ややかで人を寄せ付けないサウンドが延々続く時もあります。文学的であるかと思えば、まるで電子工学の技術者の如く、全く隙のない世界を作り出すこともあります。

CDは、1955年のファーストレコーディングから、82年録音の「R・シュトラウス:ピアノ・ソナタ&5つのピアノ小品」までの78枚のCD、さらに彼自身の語りのCD3枚が網羅されています。値段は25000円。生涯楽しめるボックスです。

なお、44枚目のCDは、カート・ブォネガット原作の映画「スローターハウス5」に収録されたグールドの演奏を収録したものです。時空を吹っ飛ぶ複雑怪奇なファンタジーを、「明日に向かって撃て」や「スティング」のモダンな感覚のジョージ・ロイ・ヒルが映像化しました。TV放映された時、偶然見たのですが、面白い映画でした。さすがに、音楽までは覚えていませんでしたが……..。

酷暑の夏に聴くと、体中のエネルギーを吸い取られそうですが、これからの季節にはピッタリの音楽かもしれません。一年で、最もつまらない番組ばかりを放送する元日とか、終日グールドにつき合うなんて如何ですか。

 

★毎年恒例になりました『ネイチャーガイド安藤誠さんの自然トーク「安藤塾」』は、10月28日(金)7時30分より開催が決定しました。(要・予約 レティシア書房までお願いします) 

★★カナダ在住で、ドールシープを撮影されている写真家、上村知さんの写真展を11月1日(火)〜13日(日)まで開催します。5日(土)夜に、上村さんによるスライドショーを予定しております。(要・予約 同じくレティシア書房までお願いします)


 

 

 

 

某月某日、とあるCDショップのジャズボーカルコーナーにて、「お店のお薦め」を聴いていました。皆さん、それぞれに個性があって、表現力も豊かでした。あれも、これも欲しいと思い始めた矢先、美空ひばりのCDがセットされていました。それは、65年発表の「ひばりジャズを歌う」(日本コロンビア2000円)でした。あぁ〜あのレコードのCD化か〜と早速ヘッドホンを耳に当てました。

歌い出しを聴いた途端、今迄の歌手が、すべて吹っ飛びました。上手いとか、巧みとかそんなレベルではありません。日本の国民的大歌手で、波瀾万丈の生涯だったという事実を差し引いても、他を圧倒しています。それは、何故なんでしょう。

それは一重に「濃さ」だと思います。

だからと言って、問答無用に押し込んでくる濃さではないんですね、これが。サブタイトルに「ナット・キング・コールをしのんで」とあるように、彼の十八番が並んでいて、曲によっては、スマートに、スムーズに、あるいはしっとりと歌っているのですが、その一言一言に彼女の魂が宿っています。すべての人を取り込んでしまう大きさと強さを持っているのです。曲によっては、日本語で歌っているのですが、解説で竹中労がこう語っています。

「みごとに、コールの歌の魂を、私たちの国のことばに移しかえている。ひばりのハートは、あかるくて悲しいコールのフィ−リング(情感)に溶け込み、何の抵抗もなく、私たちを黒人ジャズの世界にさそうのである。」

日本語で、黒人ジャズの感性を歌いこむなんて前人未到ではないでしょうか。何がきても怖くないという自信。ジャケットのひばりの笑顔には、世界の歌を歌い込める喜びに満ちています。

ところで、平岡正明が「美空ひばり 歌は海を越えて」(毎日新聞900円)で、もう一人の国民的歌手、山口百恵との比較で面白い指摘をしています。

「ロックンロールを歌ってあれだけうまい百恵がジャズを一曲も歌っていないこと、ジャズを歌わせたら最高のひばりがロックンロールを一曲も歌っていないことだ」

この後、スリリングなひばり論が展開していきますので、興味のある方はどうぞ。

1984年、小西康陽は「ピチカート5」というバンドを結成、一躍日本のポップミュージックの最前線に踊り出ました。彼が紹介した音楽や映画は、同世代の若者に絶大な支持を得ていきます。

時が流れて、今年「ピチカートワン」というソロプロジェクトで、「わたくしの二十世紀」(2300円)というアルバムを発表しました。

彼が作詞作曲したものを、多くの歌手が歌ったものですが、暗澹たるこの時代を映すような曲ばかりで、その歌詞の深い意味に、引き込まれていきます。

YOUが歌う「戦争は終わった」

「電話のベルの音 鳴り止むのを聴いて 目を醒した 午後二時過ぎ 雨が降っている」というユーミンばりの歌詞で始まり3番まで続くのですが、各々の歌の最後に

「戦争はどうして終わらないのかな 戦争はどうして終わらないのかな」、「戦争はきょうも終わらないもかな 戦争はたぶん終わらないのかな」、「戦争はどうして終わらないのかな 戦争はたぶん終わらないのかも 戦争はたぶんなくならないのかも」

という不気味な歌詞が繰返されます。

おおたみえりの歌う「聴こえる?」では、のっけから「私が死んでも泣いたりしないで」と「死」が登場し、「明日も世界は変わらないのだし、みんないつかはさよならするだけだし、みんないつか死ぬの」と、「死」に覆われます。

やはり同じように、かまやつひろしが朗読する「ゴンドラの歌」で「もしもゆうべ観た夢が本当になるのならぼくはたぶんもうすぐ死ぬかもね」で始まり、「人は生まれて そして誰かを愛して そしてつまり死んでゆく すべてはくりかえす」で終わります。

全曲「死」に彩られたアルバムではありません。でも、典型的な失恋ソングで、市川実和子が歌う「あなたのいない世界で」でも、後半「あなたのいない世界で 私は週末の夜 薬を服んで眠った」で、彼女が不幸な死に遭遇したのではないかと思ってしまいます。

アルバムの表紙は雪に覆われた街を捉えた写真で、何の音も聞こえてこない静寂の風景。そして、小さくタイトルの「わたくしの二十世紀」と書かれています。沈黙の支配する世界に聞こえてくる、音楽のつぶやきとでも表現すべき音楽です。

「戦争は終わらないのかな」という甘いささやきには、批判もあろうかと思いますが、それはお門違い。こんな時代なんだけれど、ロマンチックに生きたいよね、という気持ちは大事にしておきたいものです。今年聴いたアルバムでは、ベスト1ですね。雪の日に延々と聴いていたいものです。

「冬の日の曇り空を 見上げると死にたくなる」という「日曜日」のおセンチさにクラクラしてきます。

弥勒世果報(みるくゆがふ)ーundercooled

「undercooledという曲は、2003年アメリカが大量破壊兵器があるという虚偽の理由でイラクに攻め入った頃、もっと頭をひやせ、という気持ちで作った曲です」

これ、作曲した坂本龍一の言葉です。その曲に沖縄で活躍する「うないぐみ」という女性ボーカルグル−プが歌詞をつけて歌ったのが「弥勒世果報ーundercooled」です。「海の美しさ、青い海の美しさ」と沖縄の自然を湛えるところから曲は始まります。そして、戦場となった沖縄を思い、こう歌います

「決して忘れられぬ 戦の世の哀れ 子供たちに語っていこう 子供たちに語っていこう 星の光 我々の地球の光 弥勒の世の 願いを立てる 願いを立てる」

とこの地の人々の平和への願いを歌います。

ジャケットの絵はCocco。UA(ウーア)が、歌の途中で「つぶやき」で参加しています。このシングルCD(1080円)は、諸経費を除いた売上げが、辺野古新基地反対を目的とする辺野古基金に寄付されます。ネットでも、CDショップでも買えます。(当店にもありますが)ミュージシャン達の思いに参加してください。

ところで「弥勒世果報」は沖縄古来の信仰で「弥勒神」がもたらす理想的な平和で豊かな世の中の意味です。そして「undercooled」ー「もっと頭を冷やせ」と言われる最も相応しい人物は、今、アベちゃんであることは、皆さんよくお分かりのはずですね。

もう一枚ご紹介します。ガザ空爆の渦中、悲惨な運命に翻弄される子供達を前にして、なす術のなかった日本人ミュージシャンが作った曲が、世界18か国のミュージシャンによって演奏されたCDです。アースキャラバンテーマ曲「SHARE」です。多くの国の人達が一つの曲を演奏すると、どれもその国が育んできたリズムで、こうもいろいろ変えてしまうのかと驚かされます。音楽の深さ、広さを再認識させられました。

(参加国)日本、台湾、カナダ、アメリカ、スペイン、韓国、パレスチナ、ルワンダ、インド、ペルー、オーストリア、タイ、イスラエル、ウクライナ、イラン、バングラデシュ、オーストラリア、イタリア

すべての人達が幸福にならない限り、個人の幸福はないという思想を展開したものです。音楽好きの宮沢賢治なら、きっと天国から、おっ〜、これはこれは、と喜んでいることでしょう。

 

 

先日、パステル作家の5・SEASONさんから届いたメール。

「レティシア書房 さま

お世話になっております。展示のご案内をいただいておりますのに、なかなか行けなくてざんねーん!

ところでご相談が…。
ぢつは私、歌謡曲歌手として純情レコーズから11/16にマイナーデビューいたします。
レティシアさんにて販売いただけないでしょうか?なにげに私、本気でございます。」

5・SEASONさんには、今年3月に当書房でも個展して頂きました。美しい色合いのパステル画は、個性的で春にふさわしいとても素敵な展覧会になりました。その5・SEASONさんが?歌手デビュー?ってどう?

届いたCD『小夜曲』は、全曲オリジナル。もちろんパッケージデザインはご本人です。これまでもCDのデザインを手掛けてこられた画家ですから、こちらは本職、しかし歌は????と恐る恐るプレーヤーに押し込み、さて、流れてきた唄は、昭和の香りたっぷりのなつかしい楽曲。思い込みで、勝手にもっとポップなノリと思い込んでいたのですが見事にハズレ。で、少し鼻にかかった歌声がなかなかいいです。

平成生まれの方々はご存じないかもしれませんが、あべ静江とか奥村チヨとかの、「夜のヒットスタジオ」でマイクをリレーしていた、そうあのなつかしい歌謡曲です。或は、玉置宏「1週間のご無沙汰でした!」という「ロッテ歌のアルバム」なんか次々思いだします。なんと最後にカラオケまでついてますが、初めて聴いたのに、どこかすぐにも鼻歌で歌えそうな、聞いた事あるような、メロディー。

奈良でのデビューコンサートもあるそうですよ。ぜひホームページをチェックしてみてください。

こういう新しい事を楽しんでやるには、5・SEASONさんの周りに、きっと面白い人のネットワークがあるからでしょう。そのことが何より彼女の魅力です。CD『小夜曲』(1500円)は、今のところ京都ではうちの独占販売。試聴もOKですよ。(女房)

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悪ガキが始めたロックバンド「ローリングストーンズ」。そのドラムスはチヤーリー・ワッツ。1941年生まれの72歳。メンバー唯一の初婚を貫いています。(関係ないか)63年ストーンズに参加し、このR&Rバンドのリズムを支え続けています。その彼のリーダーアルバム”long ago & far away”。初老の紳士がスーツにコートを着て、街灯に寄りかかっているジャケからして、大人な魅力です。元々、ジャズ指向だった彼ですから、お見事フォービートのジャズアルバムです。とはいえ、ゴリゴリのジャズアルバムではなく、スタンダードナンバーを軽くならず、さりとて重くならず、まぁ大人の余裕というやつで巧みに演奏しています。押し付けがましさのないアルバムですね。   大人の余裕なら、俺も!というところで、ランディ・ニューマンの“SongBook Vol2”も聴いていただきたいアルバムです。1943年生まれの70歳。祖父はハリウッド黄金時代の映画音楽の巨匠、アルフレッド・ニューマン。シンガー・ソングライターとして数々のアルバムを発表。その代表曲をセルフカバーした第二集。全曲ピアノでの弾き語りです。ちょっと酔いどれダメ親父のぐだぐだを聴く感じです。ちびちびとウィスキーを飲む時の友に最適です。「ボルティモア」はマイ・フェイバリットナンバーです。

枯れたお二人に比べると、1950年生まれのナタリー・コール(ナット・キング・コールのお嬢様です)は余裕とはいえ元気あり ます。お父さんみたいにソフトでロマンチックでもないし、さりとて黒っぽい感覚も感じさせない、ポピュラーミュージックの王道をゆく正統派シンガーです。恐らく、どんな曲でも自分のものにできる自信があるんでしょう。全13曲、聴いた後の余韻というようなものはないのですが、聴いても聴いても飽きさせない魅力が、大人の余裕ですね。

さて、もう一人。俺も入れてくれ!と、悪たれパンク小僧だったエルビス・コステロが弦四重奏団と共演した「ジュリエット・レターズ」。ロマンチックな仕上がりです。

この四重奏団だけの演奏で、歌曲の小品を聴いている気になりますが、コスレロらしい哀愁は表現されています。暗〜く、寒い冬の夕暮れにぴったりのアルバムです。

でも、54年生まれのコステロには、他のお三方みたいな余裕はまだまだ、ということで、後、十年待ちましょう。

 

 

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