これはタイトル通り、北半球に生きる動物達を描いたイラスト絵本(洋書5000円)です。著者はDieter Braun。動物のイラストとなると、可愛らしいものが大半ですが、これは全く違います。動物達が持っている野性的な姿を、木版画のような手法で色彩豊かに描いてあります。表紙の狼からして、俺たちは荒野で生きているという気合いが漲っています。

第一章は北米大陸で、先ず登場するのはPuma(ピューマ)です。ブラウン系の色を巧みに組み合わせたピューマの横顔(写真右下)。解説(英語)にこうあります。

The Light puma goes by many names:the silver lion,the mountain lion,or the cougar.Measuring up to 1.4meters in Length,it’s one of the Largest big cats in North America.

ピューマは別名を幾つか持っていて、北米大陸では、最も大きいネコ科の動物の一種だということが分かります。てっきりピューマはアフリカだけだと思っていました。(そんなに難しくない英語ですので読めます)

ページを捲ると、Bald Eagle(白頭鷲)、polar Bear(北極グマ)などお馴染みの動物が、大胆にデフォルメされたり、眩しいくらいの色で彩られ、ビビッドな姿を楽しむのと同時に、英語でこの動物はこう呼ぶのかということが解り、思わず発音したくなったりします。

Peregrine Falcon,

Great Spotted Woodpecker,

Hedgehog

Puffin

Mandarian Duck

なんの動物かわかりましたか?

Japanese Macaqueは、日本のお猿さんで、雪深い森にありそうな温泉につかっているところが描かれています。流れる様な白い模様が美しいEuropean Badger(アナグマ)や、赤い嘴をシンボリックに使ったWhite Stork(コウノトリ)等、どれも大胆でシャープなデザインの美しさに驚かされます。

個人的には、Snow Leopard(ユキヒョウ)のイラストが一番好きです。写真左のカッコいいフォルムの次のページには、こちらを睨みながらソロリと向かって来るユキヒョウの、威厳がありながらどこかユーモラスな正面の顔が掲載されています。作者は、たぶん意識的に動物を正面から捉えた顔を多く製作していると思います。真っ直ぐにこちらを見つめる顔はとても魅力的で、自然界に生きる彼らの美しい姿が集約されてる一冊です。

 

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