「街と山のあいだ」をテーマにしたミニプレスmurrenの最新22号が、なんと重版!これ、朝日新聞書評欄にて、最新号が取り上げられたからです。新聞掲載された途端に、どどどと注文が入ったとか……

で、この号の特集は何かというと、「岩波少年文庫」だったのです。表紙をめくると、murren編集長の若菜昇子さんセレクトの「少年文庫 私の10冊」が飛び込んできます。選ばれたのは、ローラ・インガルス・ワイルダー「長い冬」、ヨハンナ・シュピリ「ハイジ」、トラヴァース「風にのってきたメアリー・ポピンズ」、ヒルダ・ルイス「とぶ船」、バーネット「秘密の花園」、ルブラン「怪盗ルパン」、メアリー・ノートン「床下の小人たち」、ドッジ「ハンス・プリンカー」、アーサー・ランサム「ツバメ号とアマゾン号」、トルストイ「イワンのばか」。すべての本について若菜さんのコメントが付いています。

「いやいやえん」の作者中川李枝子さんとの、児童文学をめぐる楽しいインタビューが続き、そして、現在岩波書店で児童書編集に携わっている愛宕裕子さんが、この時代に児童文学を出し続けるしんどさ、楽しさを語っておられます。この二つのインタビューは児童文学ファン必読です。

インタビューの間には、装幀の移り変わりが作品書影を元に解説されていたり、少年文庫の背表紙に印刷されている小さな数字の謎ときの楽しい読物があったりと、読むほどにのめり込んでいきます。

雑誌「PAPERSKY」を立ち上げた編集者井出幸亮さんも、10冊を選んでいます。今江祥智「ぼんぼん」、カニグズバーグ「クローディアの秘密」、舟崎克彦「ぽっぺん先生よ帰らずの沼」、エンデ「モモ」、マーク・トウェイン「トム・ソーヤーの冒険」、リンドグレーン「やかまし村の子どもたち」、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」、ケストナー「エミールと三人のふたご」、山中 恒「ぼくがぼくであること」、ロフティング「ドリトル先生航海記」の10作品です。

小さな小さな雑誌ですが、中身は大きな大きな一冊です。(当店でも人気ですので、お早めにお求め下さい)

 

★佐賀と長崎をめぐる無料配布のミニプレス「SとN」入荷しています。今回も、ほんまに無料??と言いたくなるような豪華な出来上がりです。こちらもお早めに。

 

 

 

「街と山のあいだ」をテーマに毎回、楽しい企画のミニプレス「murren」(540円)最新号が入荷しました。今回のテーマは「山でパンとスープ」です。

「山でパンとスープの会」は、季節ごとに山に登り、スープを作って、帰ってくるという女性だけの会です。09年に始まり、14年秋で15回の山登りを行っています。関東中心ですが、数時間の山歩きコースと、その時に作って食べたスープのレシピが紹介されています。

「インゲンとマッシュルームのニョッキスープ」「シーフードガンボ」「押麦とコーン入りソーセージスープ」「バターナッツスープ」「白菜とかぶのスープカッペリーニ入り」「トムヤムヌードルスープ」「にんじんとリーキのスープ粒パスタ入り」「簡単クラムチャウダー」「春の豆スープ」「いろいろキノコのクリームスープ」の10品です。

もちろん、これを家庭で作っても十分美味しいでしょうが、熱々の出来たてスープを啜りながら、パンをかじる目前に広がるのが青い空だとしたら、それは極上の味になると思います。

「北八ヶ岳高見石 森と池をめぐる夏」(約2時間35分)なんて、一度行ってみたいな〜。

山をこよなく愛した串田孫一の「遠い鐘の音」(筑摩書房1250円)の中に、「山頂」という詩があります。

「まぁここへ腰を下ろしましょう 疲れましたか ここが針の木岳の頂上です 水ですか ぼくはあとで貰います この光る眞夏の天の清冽 ぼくたちはもうその中にいるんです」で始まる、山を歩くことが人を幸せにすることを詩った詩です。

多分、こんな情景でスープを食べたら、その味は一生忘れないでしょう。

ところで、今号の表紙のところに、 アウトドアグッズ企業の「THE  NORTH FACE」のロゴマークが入っていました。「山でパンとスープの会」は「murren」と「THE  NORTH FACE」のコラボレーション企画みたいです。

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