昨日、東京で活躍中の写真家、疋田千里さんが新作ミニプレスを持って来られました。

彼女とのお付き合いは、「とちぎのいちご」(売切れ)というミニプレスを作って来店されたのがきっかけでした。最初は「とちぎのいちご?」売れるのかな〜と思っていましたが、店に置いてみると特に女性が手に取られる事が多く、結局完売しました。

その後、ブラジルへ行って”A Vida no Brasil/A Day in The Life”(1200円)という写真集を、次はインドへと渡り”Traveling with Spiices”(1404円)という写真集を出されました。

後者の写真集(写真右)には、今、本好きの間で注目されている、南インド、チェンナイの小さな出版社タラブックスが紹介されています。この出版社が出す本はすべて手づくりで製作されていて、疋田さんの写真集でもその工程を見ることができます。(東京板橋区美術館では現在タラブックスの展示会が開催中です)

さて、今回持ち込みの新刊は”ohashi_to”(1512円)。お箸を使う国、日本と韓国と台湾を巡る旅の写真とアジア料理研究家の外処佳絵さんによる「お箸が似合うごはんたち」というレシピ集がセットになったものです。フツーのおっちゃんやおばちゃんが大衆食堂で食事をしていたり、屋台のにいちゃんの姿を写した作品にご当地料理の匂いが漂っています。

外処佳絵さんのレシピは、「チャプチェご飯」、「韓国ジャージャン麺」、「塩レモン焼きそば」、「ビビン冷麺」、「卵焼きクレープ」等々、どれも美味しそう。彼女によると「韓国は歴史をさかのぼると、銀の箸は毒を盛られた際に反応する素材だったので使われていましたが、現代では、ニンニクや唐辛子といった香りや着色しやすい食材を多く食べるので、金属のお箸が主流」だそうです。

疋田さんの3つの写真集をパラパラとながめていて、面白いことを発見しました。ブラジルの写真集には、路路にせり出した果物屋の軒先で、台車に乗ってホッと一息ついたおっちゃんの後ろ姿があり、新作では、やはり路上に突き出た八百屋さんで黙々と作業をするおっちゃんの後ろ姿が捉えられています。のどかで平和な風が吹いています。ぜひ日本のおっちゃんの後ろ姿も撮ってください。

なお、12月3日まで、一乗寺に移転したマヤルカ古書店さんで”ohashi_to”発売記念の写真展が開かれています。