1963年1月1日は、手塚治虫のTVアニメ「鉄腕アトム」が放映を開始した年です。

白黒の30分のアニメでしたが、度肝を抜かれた方も多いのではないでしょうか。今でこそ、ハリウッド映画が盛んにロボット主人公の映画を製作していますが、その50年も前に、手塚はロボットの活躍する未来を描いていました。

同年10月には、横山光輝の「鉄人28号」もTV化されます。その後は、「スーパ−ジェッター」、「宇宙少年ソラン」と少年少女向けTVアニメの黄金時代の始まりです。65年には「ジャングル大帝」、68年「巨人の星」、70年「あしたのジョー」、72年「科学忍者隊ガッチャマン」そして74年「宇宙戦艦ヤマト」と、TVに釘付けでした。

「TVまんが主題歌のあゆみ」、「続.TVまんが主題歌のあゆみ」という各レコード4枚組に、全120曲歌詞を掲載したカラーブックレットを収めたボックスものが入りました。(日本コロンビア各5000円)

全曲オリジナル原盤から採録したので、あの当時の雰囲気一杯です。と同時に、凄いアレンジしているなぁ〜と驚かされました。「スーパージエッター」では、寺内タケシばりのエレキギターが暴れ回り、後半には口笛のサウンドが見事にアレンジされていたりして、今聞いても、いい音作りです。

パンフレットを悉に見ていると、この人がこんなところに!という驚きもありました。「鉄腕アトム」の作詞が谷川俊太郎だったことは有名ですが、65年に放映の始まった「宇宙少年ソラン」が、いずみたくと安井かずみだったことは知りませんでした。

「ソラン ソラン ソラン はりかな宇宙から ソランソランソラン にじをこえて やってきた むねにかがやく ひみつのペンダント」

なんて主題歌を小学生だった僕は、仲良しのケイコちゃんと歌っていた淡い記憶が甦ります。

この豪華なボックスセットの最後を飾るのは、斉藤惇夫原作の「冒険者たち」(岩波少年文庫220円)をベースにした「ガンバの冒険」です。残念ながら、私はこのアニメは見ていません。ただ、原作の男気溢れるねずみのガンバには、えらく感動しました。

もう一点、「鉄腕アトム」を再度コミック化した、浦沢直樹作の「プルートウ」全8巻(未開封特別付録付き4000円)も入荷しました。見事に手塚の世界観を引き継ぎながら、浦沢のアトムを作り出した長編です。